医学科1年生のためのラボツアー(後期)が始まりました
2015-10-07
医学部医学科1年生のためのラボツアーの後期分がスタートいたしました。今回は病態生化学分野にお伺いいたしております。
まずは、現代の日本人に多い「糖尿病」についてお話頂き、そのあとに研究内容について説明がありました。糖尿病には2型糖尿病の他に、単一遺伝子による糖尿病(MODY)というものがあり、MODY3がなぜ起こるのか、現病歴のある家系図のケースを拝見しながら、実状をご説明いただきました。
次に、サーチェイン遺伝子およびSIRT7の研究について、ご説明いただきました。SIRT遺伝子は、線虫には1種類しかないがヒトには7種類あり、その中のSIRT7においては持ってない方が脂肪肝になりにくいとのこと。また、将来的には脂肪肝の患者が増加しているので、SIRT7の阻害する薬の開発が重要になるだろうというお話をお聞きしました。
最後に、病態生理学教室の先生方や大学院生より、研究室の見学を行っていただいたり、マウスの解剖手技をご教示いただき、大変有意義なラボツアーとなりました。
ご協力頂きました病態生化学分野の皆様方、お世話になりました!
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