Archive for 2012
熊本大学医学部附属病院群 参加施設合同説明会が開催されます
開催日時:平成24年12月 9日(日)13時~16時
開催場所:熊本大学 医学総合研究棟3階 講習室
参加対象者:
マッチングにより熊本大学医学部附属病院で研修することが決定している
熊大医学部生または他大学医学部の6年生
13:00~ 開会
・本院総合臨床研修センター センター長挨拶
・平成25年度本院群卒後臨床研修プログラムに関する説明
・熊大病院における救急研修の説明
・柴三郎プログラム説明
13:30~ 各施設による特徴及び研修内容の紹介(27施設 各施設3分以内)
14:55~ 各ブースでの説明・質疑応答
16:00 閉会
プログラムはこちら!!
http://www.shibasaburo-kumamoto.jp/wp-content/uploads/byoingun-program.doc
http://www.shibasaburo-kumamoto.jp/wp-content/uploads/byoingun-program.pdf
注意事項)
・説明会会場へは、開会の30分前(12:30)より入場可能の予定です。
・参加当日は名札の着用をお願いします。
・受付後は、当日配布いたします会場案内図の「熊大病院」の席のうち、各診療科(部)所定の席にお座り下さい。
・配付資料については、説明会プログラム、平成25年度本院群卒後臨床研修プログラム、及びローテートパターン表の3種類です。資料は各診療科に1部ずつです。その他、貴診療科(部)の説明にて必要とされる資料につきましては、お手数ですが各自ご用意願います。
・会場で壁へのポスター等の掲示につきましては、会場の都合により申し訳ございませんがご遠慮願います。
お問い合わせ先)総合臨床研修センター
総務・人事ユニット卒後教育担当
日迫(ひさこ)
TEL:096-373-5994
FAX:096-373-5952
「柴三郎Jr.の発掘プログラム」として文徳高校生がやって来ました
平成24年12月2日(日)、「柴三郎Jr.の発掘プログラム」の一環として、4名の文徳高校生が分子生理学分野を訪問してくれました。本プログラムに興味を持った生徒さん達からの問い合わせが届きまして実現致しました。アジア人種型2型糖尿病と欧米型2型糖尿病について、実際にモデルマウスを観察したり、糖負荷試験を行って学びました。
熊本県内SSH指定校の生徒が実験実習の体験に来ました
平成24年12月1日(土)、熊本大学の高大連携および高校側のSSH事業の一環として、熊本県内のSSH指定校である熊本第二高校と熊本北高校より10名の生徒さんが医学部を訪問してくれました。
まず「柴三郎プログラム」について説明があり、次に「糖尿病とiPS細胞を用いた 今後の糖尿病治療法」について講義を受けられました。午後からはiPS細胞を観察したり、糖尿病モデルマウスから採血して実際に血糖値を測定したりしました。皆さん目を輝かせて体験学習に取り組まれておりました。
参加された生徒さん達より多くの感想が寄せられておりますので、その内容の一部をご紹介致します。
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「実験動物のおかげで私たちの薬などが作られているということを、目の当たりにして、動物への感謝も忘れないようにしないといけないなぁと思いました。教授をはじめスタッフの人たちも、とても優しくわかりやすいように教えて下さったので、本当に一日が楽しく、あっという間でした。将来は、医療に携わる仕事に就きたいと思います。本当にありがとうございました。」
「今、話題になっているips細胞についての講義を聴くことができるという理由だけで、この講座を希望しました。でも、いざ実際にお話を聴いてみると、じぶんが想像していた以上に興味深い内容で、本当にこれでよかったと思います。糖尿病についても知らなかったことばかりで、もっと詳しく学んでみたいと思いました。素晴らしい経験をさせて頂き有難うございました。」
第1回柴三郎プログラムセミナーが無事終了しました
今回のセミナーでは、柴三郎プログラムが参考としました岡山大学ARTプログラム・第1期生の藤村篤史先生に「僕がARTプログラムに進学した理由」というタイトルで講演して頂きました。優秀な先生なので説明もとても分かりやすく、今後の学生の参考になりそうな内容がたくさんあったように思います。
ここで、内容の一部をご紹介いたします。
~講演の内容(抜粋)~
① 岡山大学では、なぜARTプログラムを作る必要があったのか?
・都市圏の有名病院へ学生が拡散
・そのまま、後期研修へ流され大学に帰ってこない
②ARTプログラムに入って良かったこと
・研究遂行にあたり、ヒントをたくさん得た(特に、病院病理部で学んだこと)
・大学病院でしか経験できないことができた(特に、生体肺移植チームに参加できたこと)
・学費が不要
・臨床もしつつ、早期に留学が可能
③ ARTで大変だったこと
・実験は早朝や夜間のみ、夜間に講義も履修しており、両立が大変だった
・スムーズな研修・大学院生活をスタートさせるためには、学部の頃から実験作業の経験を積んでおき、科目等履修生としてできるだけ多くの授業を履修しておくべき
④ 岡山大学での拡がり(医学部生の取り組み)
「岡山大学医学部ラボサークル」という学生主体のサークルの紹介
1)入学当初の研究意欲を涵養するために、研究室をまわって実際の研究にふれること
2)研究の面白さを「高校生にもわかるレベルで」「魂を揺さぶるほど魅力的に伝えること」が目標。論文発表によって研究を疑似体験させることにより、研究することに興味を持ってもらうとのこと。
⑤大学の先生方にお願いしたいこと
・学生を刺激し続けて欲しい
・教室配属で早期から、学生が先生の研究する姿を観ておける環境にして欲しい
・この流れを、単に大学院の教育改革という位置付けだけにしないで欲しい
⑥学部学生に伝えたいこと
・主役はみなさんです!思い立ったら、即行動して下さい!!
・人との出会いを大切に、入学当初の気持ちを大切に!!
セミナーに来た学生さんからは、具体的な質問がどんどん飛び出し、とても有意義な時間を過ごすことができました。参加された医学部生の関心の高さが窺われました。
~今後の予定~
次回は平成25年1月24日(木)、京都府立医科大学の八木田 和弘先生をお招きしてセミナーを行う予定です。興味のある方は、気軽に参加してね!
「医学科学生研究活動支援制度」が始まります!!
各分野で研究を実践している医学科学生で柴三郎プログラムに興味を持ち、将来医学研究医を目指している学生に対し、学会発表や共同研究機関での共同研究実施などに係る旅費・滞在費ならびに論文発表に係る英語校正費を支援致します。
詳細につきましては、募集要項をお読み下さい。なお、申請書につきましては本HPトップ「ダウンロード」ページに掲載しておりますので、適宜お取り寄せ願います。
第1回柴三郎プログラムセミナーを開催致します
開催日時:平成24年11月27日(火)17時~18時30分
開催場所:熊本大学臨床医学教育センター1階 奥窪記念ホール
参加対象者:本学医学科学生、大学院生、教員
内容:
今回のセミナーでは、柴三郎プログラムが参考としました岡山大学ARTプログラム・第1期生の藤村 篤史先生に「僕がARTプログラムに進学した理由」というタイトルで講演頂きます。
藤村先生は、3年生の基礎演習で本学の研究室に配属されました。そこで初めて医学研究に触れ、そのおもしろさ・魅力に魅了され、学部卒業まで研究に励んでいました。その後、岡山大学のARTプログラムに進学し、卒後臨床研修と大学院での研究を並行して実践し、大学院を3年早期修了いたしました。この間、多くの賞を受賞されています。JSPS・海外特別研究員に採用され、来年4月より留学予定であります。このように、まさに柴三郎プログラムが目指す育成人材のキャリアパスを進んでおられます藤村先生に、① 基礎医学研究者を目指す動機は、② 何故、ARTプログラムに進学したか、③ 卒後臨床研修と大学院を並行して実践したときの苦労話、④ 将来についてなどざっくばらんに話をしてもらいます。
研究室・医局に出入りしている学生が、大学院進学を目指すようになるためにはどのような育成をしたらいいのか、あるいは接したらいいのかなど参考になると思います。皆様のご来聴をお待ちしております。
「第1回柴三郎プログラムセミナー」のチラシはこちら!!
http://www.shibasaburo-kumamoto.jp/wp-content/uploads/seminer-1.pdf
10月31日付の熊本日日新聞に掲載されました
10月中旬より、熊本大学医学教育部の研究室に通い始めた高校生と、本プログラムに進学希望の本学医学部学生のインタービュー記事が、熊本日日新聞(朝刊)に掲載されました。
※画像をクリックすると、大きな画像になります(2012.10.31.熊本日日新聞掲載分より)
Facebookによる運用を開始しました
キックオフシンポジウムも無事終了し、いよいよ本プログラムが本格始動致します。高校生および学部学生はもとより、広く皆様と交流を持つために本サイトを立ち上げました。まだまだ、不慣れな面もございますので、皆様と共に育てていければと思っております。何卒、よろしくお願い致します。
熊本大学医学教育部「柴三郎プログラム」Facebookページは、こちらをクリック!!
「柴三郎プログラム」キックオフシンポジウム、盛況に終了しました
平成24年10月4日(木)、「熊本発 基礎研究医養成」として採択された本プログラムについて、国民の皆様に広く知って頂くために、今回の講演会を開催致しました。またプログラム名の由来でもある、北里柴三郎博士について、医学研究にひたむきに邁進して来られた様子などを、北里研究所相談役の北里一郎先生よりご講演を賜り、盛会に終了いたしました。
まず、原田信志(熊本大学副学長)より、「このような名前を命名したことは誠に素晴らしく、本学と柴三郎先生との関わりを鑑みれば、まことにふさわしいネーミングである。」との開会の挨拶がありました。
次に、竹屋元裕(医学教育部長)より、「基礎研究医の不足や今後の医学教育への不安」を述べ、このたびの採択は九州で唯一であることについて、紹介しました。
このあと、富澤一仁(柴三郎プログラム運営委員)より、本プログラムの申請を行うにあたる経緯、ならびにプログラムの内容について紹介しました。
医学論文数が2007年より減少傾向であり、医学部定員増や研修現場が自由に選べるようになったことによる「医療の崩壊」は改善されつつあるが、「医学の崩壊」の懸念があるということ。また、文部科学省もこのことについては問題視しており、今年度「医学・医療の高度化の基盤を担う基礎研究医の養成」事業を募集したこと。同事業に採択された「柴三郎プログラム」では、その内容は、学部3年生から学部6年生まで引き続き基礎研究を行い、博士課程進学においても1年次より卒後臨床研修を受けることができるということ。また、それらの研究を高校生の時からシームレスに経験することができるということなど、医学研究を志したい者にとっては、とてもメリットのある内容となっている、ということでした。
次に、文部科学省より、高本偉碩技術参与をお招きし、医学・医療教育の現状とこの度のプログラム採択における経緯について、ご紹介がございました。「本プログラムは、日本の医療教育における現状・課題に則した内容となっており、全国の大学で採択された中でも高い評価を得ています。」とのお言葉を頂戴いたしました。とても、ありがたいことです。また、「女性研究医の養成」についても力をいれるという内容が含まれていたことについても、高く評価されたとのことでした。
次に、今回の特別講演となる、北里研究所相談役の北里一郎先生による講演が開催されました。北里先生は、北里柴三郎博士の孫として現在も医学研究に携わっておられます。今回は、その博士の終始一貫した生涯について、ご講演を賜りましたので、一部ご紹介いたします。
北里博士は、熊本大学の前身である「熊本医学校」に入学し、その後は東京医学校に入学。マンスフェルト先生の師事により、自分も将来は海外へ留学して細菌学の研究に従事したいと考えました。そのために内務省へ入庁し、念願のヨーロッパへ留学。そこで、病原微生物学研究の第一人者であったローベルト・コッホの師事により研究に励まれました。帰国し半年後、伝染病研究所に従事。生涯にわたって、予防医学の先駆者として牽引しておられました、という内容でした。一郎先生を始めて拝見したのですが、驚くほど柴三郎先生と似ていらっしゃいまして、まずそれに感激致しました。また、とても気さくな人柄で、楽しくお話して頂きまして、とても楽しいひとときを過ごすことができました。
最後に、柴三郎先生の生まれ育った小国町より北里耕亮小国町長をお迎えし、北里先生の生い立ちならびに北里記念館についての紹介を賜りました。小国町では生家の一部、北里文庫や貴賓館が現存しているということで、柴三郎博士についてもっと身近に感じで欲しいという内容でご紹介がございました。
今回のシンポジウムを通じ、「柴三郎プログラム」につきまして、皆様に広く・わかりやすく周知できたのではないかと思っております。小学生からご年配の方まで、たくさんの方々にお越しいただき、今回のシンポジウムが無事、開催できましたことを関係者の皆様を代表して御礼申し上げます。皆様のご協力、本当にありがとうございました。
「柴三郎Jr.の発掘」無事終了しました
平成24年8月30日(木)13時半より、本学医学部への進学者が多い県内の高校の生物部・科学部などに所属する高校生を対象に、「柴三郎Jr.の発掘」というタイトルで、本プログラムの説明会を開催致しました。
はじめに、竹屋元裕医学部長が挨拶をし、そのあと、柴三郎プログラム運営委員の富澤一仁教授が、本プログラムについて説明を行いました。「柴三郎プログラムで何をするか」、また「基礎医学研究の大切さ」について話をしました。
説明会のあとは、開講予定であるプログラム毎に分かれて、研究実践を行ってもらいました。初めて見る最新鋭の機材や研究を目の当たりした高校生。研究マインドに火がついたのではないでしょうか。(今回の実践テーマは以下の通り)
~研究実践一覧~
・脳の顕微鏡見本を作って、実際に脳を観察してみよう!(形態構築学分野)
・糖尿病モデルハウスの血糖値を測ってみよう!(分子生理学分野)
・生きている脳の活動を眼で見る(知覚生理学分野)
・病気の成り立ちを探る病理学(細胞病理学分野)
・がん、生活習慣病治療法開発の最先端研究(分子遺伝学分野)
・温泉療法の効果の科学的検証(微生物学分野)
・ヒトips細胞を利用して癌を治す!(免疫識別学分野)
・自身の体質と生活習慣を知って病気を予防する
~お酒を飲める人と飲めない人の違い~(公衆衛生学分野)
・ips細胞って何がすごいの?(幹細胞誘導分野)
・膵臓の発生と再生~ES細胞から膵臓β細胞を作る~(多機能幹細胞分野)
・エイズウィルスへの挑戦!(エイズ学Ⅶ分野)
・血液中の癌細胞をつかまえよう!(消化器外科分野)
・脳の血管を吻合しよう!(脳神経外科分野)
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