第9回柴三郎プログラムセミナーが無事終了しました

2015-07-08

平成27年7月7日(火)奥窪記念ホールにて、第9回柴三郎プログラムセミナーを開催いたしました。今回は、柴三郎プログラムが参考にした岡山大学ARTプログラム1期生の藤村篤史先生をお招きし、日本学術振興会海外特別研究員としてイタリアのPadova大学に留学された際の経験や、現在の研究内容を中心に、主にPre柴三郎プログラム履修中の医学生に向けて御講演いただきました。

癌研究や幹細胞研究で世界的に著名なStefano Piccolo教授に直接コンタクトを取り、イタリアでの研究生活をスタートされた藤村先生は、細胞の脱分化という現象を様々なアプローチで解明しようとしておられます。学生には若いうちからの海外留学を勧めておられ、研究のみならず文化の相違も楽しみ、他国の人々との出会いを大切にしてほしいとのお話がありました。

最後に「柴三郎プログラムのススメ」と題してお話をいただきました。大学院1・2年次には卒後臨床研修と大学院課程の履修が並行して、双方が中途半端な結果になるのでは?という心配がありますが、学部生の頃から実験手技を習得し研究を始めつつ大学院科目を履修していけば、大学院に入った際には無理なく両立できるのでオススメしたいです、とのことでした。柴三郎プログラムに興味のある学生には大変参考になった体験談と思います。

セミナー終了後には、実際に培養中の幹細胞を参加学生に観ていただきました。大変有意義なセミナーになったことと思います。次回の第10回柴三郎セミナーもお楽しみに!

 

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