【10月17日(金)新井 文子 先生】第16回柴三郎プログラムセミナーを開催します!

2025-09-05

聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科学 主任教授、
新井 文子先生を講師にお迎えして開催いたします

学内の方はどたたでもご参加いただけますので、奮ってご参加ください!
※事前のお申し込みは不要です。

日程:令和7年10月17日(金)17:30~19:00 (17:00開場)
場所:医学教育図書棟3階 第2講義室
講師:新井 文子 先生
(聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科学 /主任教授)

〈概要〉
Epstein-Barrウイルス(EBV)はヒトB細胞に潜伏感染し、⽣涯にわたり感染が持続するが、通常は疾患を発症しない。しかし、宿主の免疫制御が破綻すると、EBV陽性のB細胞リンパ増殖性疾患や悪性リンパ腫など、難治性疾患の原因となる。
中でも、慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)は、EBVに感染したT細胞またはNK細胞がクローン性に増殖することで発症し、持続的な炎症、臓器浸潤、悪性化へと進展する極めて稀な疾患である。基礎疾患のない、免疫不全を伴わない宿主に発症する点、そしてB細胞以外のリンパ球にEBVが持続感染するという点において、非常に特異的である。
CAEBVは、ウイルスと宿主免疫の相互作⽤、腫瘍化に⾄る過程、治療法開発の難しさなど、難治性疾患の病態理解に多くの⽰唆を与える疾患である。本講演では、CAEBVをモデルに、EBウイルスがどのようにしてヒトに難治性疾患を引き起こすのか、そのメカニズムと、克服に向けた最新の知⾒を紹介する。

ポスター(印刷用)はこちらから

Copyright(c) 2010 xxx All Rights Reserved.