Archive for 2025

【11月4日(火)平野俊夫先生】熊本大学特別講演の開催について

2025-10-10

令和7年11月4日(火)、大阪大学名誉教授・大阪国際がん治療財団理事長の平野俊夫先生をお迎えし
特別講演を開催いたします。
平野先生は大阪大学医学部を卒業後、昭和55年に熊本大学医学部附属免疫医学研究施設免疫生化学にて、尾上薫教授のもと助教授を務められました。その後、大阪大学に異動し、准教授、教授、医学部長、そして第17代大阪大学総長を歴任されています。本学の小川学長との交流をきっかけに、今回の特別講演が実現しました。

講演では、“インターロイキン6発見の歴史”を中心に、研究者としての生き方について、医学・生命科学系のみならず、一般の方にも分かりやすくお話しくださいます。
本学の「柴三郎プログラム」共催イベントとして開催し、教職員、学生はもちろん、一般の方もご参加いただけます。

事前申込は不要です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。


【熊本大学特別講演】
インターロイキン6発見39周年
~大阪府立羽曳野病院、熊本大学、大阪大学のトリプルリレー
講師:平野 俊夫 先生 (大阪大学名誉教授、大阪国際がん治療財団理事長)
日時:令和7年11月4日(火) 16:00 ~ 17:30

                  開会のご挨拶 小川久雄 先生(熊本大学 学長)
                  講演 (60分) 平野俊夫 先生
                  質疑応答(最大30分)

場所:熊本大学病院 くすのきテラス3階 大会議室
   (〒860-8556 熊本市中央区本荘1-1-1)
座長:山縣 和也 先生  (病態生化学 教授)
共催:熊本大学医学教育部柴三郎プログラム

【問い合わせ先】
熊本大学 生命科学系事務部 医薬保健学系事務課 医学事務チーム総務・人事担当
TEL:096-373-5912 FAX:096-373-5797
E-mail:ski-somu*jimu.kumamoto-u.ac.jp(送信の際は「*」をアットマークにしてください。)

【10月27日(月)木村晋也 先生】第17回柴三郎プログラムセミナーを開催します!

2025-10-02

日程:令和7年10月27日(月)17:00~18:30 (16:30開場)
場所:医学教育図書棟3階 第2講義室
講師:木村 晋也 先生
(佐賀大学医学部内科学講座 血液・呼吸器・腫瘍内科  教授)
座長:岡田 誠治 先生
(熊本大学 造血・腫瘍制御学講座 教授)
本学の学生・教職員の方はどなたでもご参加いただけます。
※事前のお申し込みは不要です。


演題「慢性骨髄性白血病患者、全員の完治を目指して:育薬と創薬」
〈要旨〉
慢性骨髄性白血病(CML)はとてもユニークな血液の「がん」です。多くのがんは複数の遺伝子異常が積み重なって発症しますが、CMLは9番と22番の染色体が入れ替わって生じる BCR::ABL1 遺伝子 ただ1つが原因で起こります。「敵は、ただ一つ」です。この異常遺伝子から始まる「細胞よ、増えろ!」という命令(シグナル伝達)を止めればCMLは克服できるのではないかと考え、世界中で研究が始まりました。  

私もまず、がん遺伝子からできるメッセンジャーRNAを止める核酸医薬を作りましたが (Cancer Res 1995)、残念ながら患者さんへの応用は難しいと分かりました。その後、造血幹細胞研究のため留学し、血小板を育てる「トロンボポエチン」が造血幹細胞にも重要であることを発見しました (PNAS 1996)。一方その頃、CMLに画期的な薬が登場しました。それがABLチロシンキナーゼ阻害薬 (TKI) イマチニブ です。BCR::ABL 蛋白の働きをピンポイントで止めるこの薬は劇的な効果を示しました。私はドイツでイマチニブの臨床試験に参加し、その効果と同時に耐性の問題も学びました。帰国後は耐性を克服する研究を進め、併用療法 (Blood 2003)や第2世代TKI バフェチニブ(Blood 2005, 2007) などの開発に携わりました。

さらに佐賀大学で教授となってからは臨床試験を主導し、第2世代TKIダサチニブで「治療薬を中止しても再発しない患者が一定数いる」ことを証明しました。また高齢者では少量でも十分に効くことを示し、身体的・経済的な負担軽減につなげました (Lancet Haematol 2015, 2020, 2021)。しかしTKIだけでは治らない患者もいます。そこで我々はDNAメチル化を阻害する新薬 OR-2100 を開発しました (Blood 2020, Leukemia 2024)。現在は骨髄異形成症候群で治験中ですが、CML幹細胞を根絶する可能性も見出しています。

これまでの研究は「薬を創ること(創薬)」と「臨床で育てること(育薬)」の両方を大切にしてきました。最終的にCML患者さんを100%治すことを目標に、挑戦を続けています。
ポスター(印刷用)はこちらから

【10月17日(金)新井 文子 先生】第16回柴三郎プログラムセミナーを開催します!

2025-09-05

聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科学 主任教授、
新井 文子先生を講師にお迎えして開催いたします

学内の方はどたたでもご参加いただけますので、奮ってご参加ください!
※事前のお申し込みは不要です。

日程:令和7年10月17日(金)17:30~19:00 (17:00開場)
場所:医学教育図書棟3階 第2講義室
講師:新井 文子 先生
(聖マリアンナ医科大学 血液・腫瘍内科学 /主任教授)

〈概要〉
Epstein-Barrウイルス(EBV)はヒトB細胞に潜伏感染し、⽣涯にわたり感染が持続するが、通常は疾患を発症しない。しかし、宿主の免疫制御が破綻すると、EBV陽性のB細胞リンパ増殖性疾患や悪性リンパ腫など、難治性疾患の原因となる。
中でも、慢性活動性EBウイルス病(CAEBV)は、EBVに感染したT細胞またはNK細胞がクローン性に増殖することで発症し、持続的な炎症、臓器浸潤、悪性化へと進展する極めて稀な疾患である。基礎疾患のない、免疫不全を伴わない宿主に発症する点、そしてB細胞以外のリンパ球にEBVが持続感染するという点において、非常に特異的である。
CAEBVは、ウイルスと宿主免疫の相互作⽤、腫瘍化に⾄る過程、治療法開発の難しさなど、難治性疾患の病態理解に多くの⽰唆を与える疾患である。本講演では、CAEBVをモデルに、EBウイルスがどのようにしてヒトに難治性疾患を引き起こすのか、そのメカニズムと、克服に向けた最新の知⾒を紹介する。

ポスター(印刷用)はこちらから

(2025年8月18日開催!!)高校生を対象とした夏期セミナーの開催について

2025-07-17

本年も夏期セミナーの実施が決定しました!
8月18日(月) 13:00~16:00、熊本大学本荘キャンパスで開催いたします。
参加費は無料、事前申し込み制です。
参加希望の方は、8月4日(月)までにこちらからお申し込みください!
※お申し込みの受付は終了しました。


【主催】熊本大学柴三郎プログラム事務局
Mail:iyg-igaku-3*jimu.kumamoto-u.ac.jp

(迷惑メール対策のため@を*に変えています)

ポスターのダウンロード


日程・内容
令和7年8月18日(月)13:00~16:00

※実施内容の変更についてはHPでお知らせいたします。

会場 
熊本大学本荘キャンパス

開催形式  
対面開催

◆プログラム
・みらい医療コース(熊本大学医学部医学科の)の説明
・柴三郎プログラムのご案内
・みらい医療コース生 活動・研究発表
・熊本大学の最先端医学研究について

◆駐車場の利用について
キャンパス構内の駐車場は、熊本大学病院の患者様の利用が優先となっております。
本セミナー参加者様の駐車スペースはありませんので、公共交通機関をご利用ください。
また、自家用車でお越しの場合は近郊の有料駐車場をご利用ください。
※一般道での路上停車による乗降は大変危険ですのでご遠慮ください。

◆熱中症対策について
こまめに水分や塩分の補給をしてください。各自、水筒やペットボトル入り飲料等をご持参ください。 来場中に体調不良を感じた場合は、近くのスタッフにお声がけください。

お問い合わせ
熊本大学 医薬保健学系事務課 医学事務チーム教務担当(大学院)
柴三郎プログラム事務局
TEL 096-373-5029
E-mail iyg-igaku-3*jimu.kumamoto-u.ac.jp
 (迷惑メール対策のため@を*に変えています)

セミナーは中止となりました

2025-06-05

セミナーは中止となりました。

【第16回柴三郎プログラムセミナー】
日時:令和7年6月23日(月) 17時~18時30分(開場16時45分)
場所:熊本大学 本荘北キャンパス 医学教育図書棟3階 第2講義室
講師:近畿大学 医学部 病理学、桒原 一彦 先生
演題:免疫学(基礎医学)から病理学(臨床医学?)へ
   ― 教科書の何げない一文になることを目標に ―
座長:ヒトレトロウイルス学共同研究センター 
   岡田 誠治 教授 (造血・腫瘍制御学分野)

今回のセミナーは、2014年3月まで本学の感染・免疫学にて准教授をお務めの後、病理医へ転身された近畿大学医学部 病理学准教授の桒原一彦(くわはら かずひこ)先生をお迎えして開催いたします。

事前のお申し込みは不要です。皆さんお誘い合わせの上ご参加ください!

※本セミナーは、熊本大学の関係者のみ参加可能です。
※途中入場も可能です。

問い合わせ先:
医学事務チーム教務担当(大学院) e-mail: iyg-igaku-3[at]jimu.kumamoto-u.ac.jp

ポスターのダウンロードはこちらから

令和7年度柴三郎プログラム基金教育研究活動支援制度の募集について

2025-05-19

下記に掲げる対象者について、教育研究活動を支援し、研究成果を学術集会等で発表する
能力を涵養することにより、プログラム生の研究能力ならびに研究に対するモチベーション
の向上に資することを目的として、柴三郎プログム基金による学会発表や共同研究機関での
共同研究実施などに係る旅費・滞在費等ならびに論文発表に係る英語校正費を支援いたします。

◆対象者
 ・各講座に所属している全ての医学科学生
  (プレ柴三郎プログラム学生及びみらい医療コース学生を含む 。)
 ・柴三郎 Jr. 発掘プログラムに参加し、本学医学教育部の講座で研究指導を受けている生徒
 ・柴三郎プログラム大学院生
 ・プレ柴三郎プログラムに参加したことのある大学院生
  (医学部医学科卒業後、臨床研修を経ずに 直接医学教育部に進学した学生に限る。

募集要項および申請書については、柴三郎ホームページの「募集要項」ページに掲載して
おります。
申請資格、必要書類等については募集要項をご覧ください。

柴三郎プログラム公式HP「募集要項」ページ
https://www.shibasaburo-kumamoto.jp/app_handbook/

【3月21日(金)吉村和久先生】第15回柴三郎プログラムセミナーを開催します!

2025-03-10

 東京都健康安全研究センター 所長・地方衛生研究所全国協議会(地全協) 会長の、
吉村和久先生をお迎えして、セミナーを開催いたします。
 皆さま、奮ってご参加ください!

【3月18日(火)石田靖雅先生】第14回柴三郎プログラムセミナーを開催します!

2025-03-10

 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域、石田靖雅准教授をお迎えして、
セミナーを開催いたします。
 皆さま、奮ってご参加ください!


 

令和7年度プレ柴三郎プログラム学生を募集いたします

2025-01-16

募集要項のページに、令和7年度プレ柴三郎プログラム(先取履修生)募集要項を掲載致しました。
出願期間および出願書類は以下の通りです。よろしくお願いいたします。

1.出願期間:令和7年1月14日(火)~1月31日(金)16時必着
2.出願手続:熊本大学医薬保健学系事務課 医学事務チーム教務担当(大学院担当)
3.出願書類:①先取履修願(出願様式)、②履歴書(①の裏面)

※両面印刷にて出力し、必要事項記載のうえご提出ください。
なお、募集要項及び出願書類の様式は、募集要項のページにて掲載致しております。
上のタブの募集要項をクリックし、ダウンロードをお願いいたします。
ご応募お待ちしております。

Copyright(c) 2010 xxx All Rights Reserved.