第1回柴三郎プログラムセミナーが無事終了しました

2012-11-28

今回のセミナーでは、柴三郎プログラムが参考としました岡山大学ARTプログラム・第1期生の藤村篤史先生に「僕がARTプログラムに進学した理由」というタイトルで講演して頂きました。優秀な先生なので説明もとても分かりやすく、今後の学生の参考になりそうな内容がたくさんあったように思います。

ここで、内容の一部をご紹介いたします。

~講演の内容(抜粋)~
① 岡山大学では、なぜARTプログラムを作る必要があったのか?
・都市圏の有名病院へ学生が拡散
・そのまま、後期研修へ流され大学に帰ってこない

②ARTプログラムに入って良かったこと
・研究遂行にあたり、ヒントをたくさん得た(特に、病院病理部で学んだこと)
・大学病院でしか経験できないことができた(特に、生体肺移植チームに参加できたこと)
・学費が不要
・臨床もしつつ、早期に留学が可能

③ ARTで大変だったこと
・実験は早朝や夜間のみ、夜間に講義も履修しており、両立が大変だった
・スムーズな研修・大学院生活をスタートさせるためには、学部の頃から実験作業の経験を積んでおき、科目等履修生としてできるだけ多くの授業を履修しておくべき

   

④ 岡山大学での拡がり(医学部生の取り組み)
「岡山大学医学部ラボサークル」という学生主体のサークルの紹介
1)入学当初の研究意欲を涵養するために、研究室をまわって実際の研究にふれること
2)研究の面白さを「高校生にもわかるレベルで」「魂を揺さぶるほど魅力的に伝えること」が目標。論文発表によって研究を疑似体験させることにより、研究することに興味を持ってもらうとのこと。

⑤大学の先生方にお願いしたいこと
・学生を刺激し続けて欲しい
・教室配属で早期から、学生が先生の研究する姿を観ておける環境にして欲しい
・この流れを、単に大学院の教育改革という位置付けだけにしないで欲しい

⑥学部学生に伝えたいこと
・主役はみなさんです!思い立ったら、即行動して下さい!!
・人との出会いを大切に、入学当初の気持ちを大切に!!

セミナーに来た学生さんからは、具体的な質問がどんどん飛び出し、とても有意義な時間を過ごすことができました。参加された医学部生の関心の高さが窺われました。

~今後の予定~
次回は平成25年1月24日(木)、京都府立医科大学の八木田 和弘先生をお招きしてセミナーを行う予定です。興味のある方は、気軽に参加してね!

 

 

 

 

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