第11回柴三郎プログラムセミナーが無事終了しました

2016-11-07

今回は、IRCMS教授であり、シンガポール国立大学准教授でもある大里先生をお招きし、熊本と血液学の関係や、なぜ白血病研究を行うようになったのか、といった内容をご紹介いただきながら御講演いただきました。

大里先生は、熊大大学院時代より一貫して白血病研究を継続しておられます。熊本は現在輸血事業を担当している日赤の前身である博愛社の生まれた街であることもあり、昔から血液学にはゆかりの深い土地柄と思われるとのこと。

また、大里先生の出身地が、白血病患者の多い地域であったこともあり、自分は病気を治すことで社会的偏見も取り除くことが出来れば、との強い想いがあり、白血病研究を行う選択をされました。

「大学院に進学し一時期研究を体験することは、臨床にすすむとしても全く無駄にはならない。論文を書いたり、研究発表をしたりという経験を一度はやってみてはどうか?思わぬ成功体験に出くわし、それまで気付いていなかった自分の可能性に気付くかもしれません。」との、お話でした。

大里先生は、シンガポールでも柴三郎プログラムのように大学院に進学した医学科学生に奨学金を付与し、基礎研究医を育てるための人材育成を行っておられます。今後、このような学生と本学学生が交流できるようになると良いですね。

大里先生、御講演いただきましてありがとうございました。
次回の柴三郎プログラムセミナーも、お楽しみに!

 

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