第8回柴三郎プログラムセミナーが無事終了しました

2015-01-14

本年最初のセミナーは、世界で最初にマウスES細胞ならびにヒトiPS細胞から3次元の腎臓組織の作製に成功された、本学発生医学研究所の西中村教授にご講演頂きました。

臨床研修や市中病院勤務を経て研究を始め、2年後にアメリカに留学。初めの頃は、KOマウスの作り方すら知らなかったが、キメラからヘテロマウスが産まれた時は大変嬉しく、また世界でも最先端の発見をすることができたことがきっかけで、研究の楽しさを知ったとのこと。

臨床医でありながら研究の道に進むことになったのは、東京大学の新井先生や浅島先生といった素晴らしい先生との出会いもあったからのようです。

やはり患者さんのために医師は貢献すべきであって、臨床も研究も患者さんにとって必要なことであり、「どちらの方が大事か」なんて選択は出来ない、両方大事であるというお話でした。

優れた臨床医になるためには、研究も怠ってはならないようです。今後の学生の進路の参考になったのではないでしょうか。西中村先生、このたびは貴重なお話をありがとうございました!

 

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