10月, 2016年

第11回柴三郎プログラムセミナーを開催いたします

2016-10-20

以下の日程において、「第11回柴三郎プログラムセミナー」が開催されます。今回は、本学の国際先端医学研究機構の大里教授にご講演いただきます。大里先生は、シンガポール国立大学にも研究室をお持ちで、シンガポールと熊本の双方にて研究活動を行っておられます。

本セミナーでは特に熊本と血液学・レトロウイルス学との関係に重点をおいてご教示いただきます。皆さん、お楽しみに!

開催日時:平成28年11月4日(金)17:00~18:30
開催場所:熊本大学臨床医学教育センター1階 奥窪記念ホール
参加対象者:本学医学科学生、大学院生、教員

医学科1年生のためのラボツアーが始まりました

2016-10-13

医学部医学科1年生のためのラボツアーがスタートいたしました。今回は、本荘地区南キャンパス内の発生医学研究所にて研究室を構えております、幹細胞誘導分野へ訪問いたしました。

最初に、iPS細胞の原料となる繊維芽細胞と実際に作製されたiPS細胞を顕微鏡でみせていただきました。そのあと、江良研究室にて研究中の主な内容について、お話しいただきました。

今回は、「難治性疾患に対するiPSによる新薬の開発について」を中心に、ご説明いただきました。まずは、疾病となる細胞の採取から必要なのだが、症例そのものが少ない患者から細胞を採取することは厳しい。その代わりに患者の血液を少量採取し、その中から患者のiPS細胞を取り出し疾患細胞を作製することで、疾病の原因・病態を解明し、治療薬を開発することができるとのこと。

江良先生は、元々は臨床に10年ほど携わっておられたのですが、その間にたくさんの患者さんが亡くなっていくのを目にし、医師として歯痒さがあり、そこから研究する道が開けたそうです。「臨床をやればやるほど、基礎が大事だと言うことが分かると思う。研究を始めるなら若いうちから始めるべきだし、研究を始めると自然と多くの論文も読むようになるので勉強になった。初めて発見した時のことは今でも忘れられず、毎日が試行錯誤で楽しかった。」と、これまでの経験を語っていただきました。

ご協力頂きました幹細胞誘導分野の皆様方、お世話になりました!

今年のラボツアーはこれより1月末を目途に、順次開催いたします。参加希望を出していた医学科学生の今後の参考になれば幸いです。

 

 

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